歯のトリビア

ドライマウスは異常事態?

ドライマウスになりやすい主な原因

皆さん、ドライマウスはご存じですか?ドライマウスとは、お口の中の水分が無くなり、乾燥している状態のことをいいます。ドライマウスになると、食べ物を噛むことであたり前に出てくる唾液が出にくくなり、食べ物が飲み込みにくくなったりします。例えば、クッキーがそのままだと飲み込めなくてお茶と一緒に流し込むというようなことがおこってしまいます。ドライマウスの原因とされるものにはいくつかありますが、避けられないのが加齢によるものです。あとは近年増えてきている生活習慣のひとつで、口呼吸が原因ともいわれています。

歯の妖精30回咀嚼

私たちは生きている限りなんらかのストレスが溜まってしまいますよね?起きているときは意識して鼻呼吸をしていても寝ている時はコントロールが難しいので、口で呼吸をしてしまうことでお口の中が乾燥してしまい、口の中が不潔になりやすくなります。ただでさえ、睡眠中は唾液量が減ってしまうので、お口の中の細菌数をコントロールできにくくなります。乾燥しているお口の中は細菌が洗われずとどまってしまうため、細菌の量が増えてしまいます。結果どうなるかというと、虫菌が好み住みやすい環境になってしまいます。

そのほかには内科で処方されたお薬を長期に渡って飲んでいる方も気をつけていただきたいです。唾液の量を増やすためにできることとして挙げるとしたら、噛む回数を意識的に多くする。(ひと口30回)これで、唾液で食べかすやお口の中の虫歯菌や歯周病菌が洗い流されお口の中がきれいになります。もっともドライマウスが重症化してしまうと、お口の中が痛かったり、口臭がきつく感じる方もいますので、気がついたら早めに診察を受けるようにしてくださいね。

関連コンテンツ