- 参考文献:『口呼吸によって起こる9つの危険と6つの改善方法』
- 参考文献:『あいうべ体操とは?』

口呼吸では虫歯が増える?!
皆さんが普段何気なくしている『呼吸』は鼻からですか、それとも口からですか?実は、無意識のうちに口呼吸を行っている人が多いのをご存知ですか?
本来、鼻呼吸は小さい頃に習慣化されますが、鼻炎や悪習癖などで口呼吸が癖づいてしまうことがあります。そのままにしておくと口呼吸の人は口が開いているため、口の中が乾燥しやすく、虫歯が増えてしまう可能性が高くなります。なぜかというと、お口が乾燥することにより本来の唾液の量が少なくなるからです。
そもそも唾液には溶けた歯を修復する再石灰化作用、口の中の汚れを唾液によって洗い流す自浄作用、唾液に含まれる抗菌物質が粘膜などを保護する抗菌作用、細菌の繁殖を抑える緩衝作用などがありますがこれらの作用が低下すると虫歯だけでなく、歯茎が腫れやすくなり歯周病が進行しやすくなります。さらには歯の表面も乾燥してしまうため、汚れがこびりつきやすく着色しやすくなりますし、もっと厄介なことに口臭の原因にもなります。
その他には風邪を引きやすい、アレルギーを起こしやすい、顔の筋肉がたるむなどのデメリットもあります。口呼吸の改善方法として鼻炎が原因の時は耳鼻科に行き鼻の通りをよくする必要がありますが、悪習癖による口呼吸に関しては寝る時に唇にテープを貼ったり、意識して鼻で呼吸をしつづけることや、『あいうべ体操』も効果的です。口呼吸はあらゆる病気につながるので、この機会に自然に鼻で呼吸ができる様にトレーニングを行い健康な生活を目指しましょう。
- ◆『あいうべ体操』のやり方◆
- 【1】「あー」と口を大きく開く
- 【2】「いー」と口を大きく横に広げる
- 【3】「うー」と口を強く前に突き出す
- 【4】「べー」と舌を突き出して下に伸ばす
これを1セットとし、1日30回を目標に毎日続けてると効果的です。
顎関節症の人や顎を開けると痛む場合は回数を減らすか、無理のない程度に行ってください。