歯のトリビア

おしゃぶりは、出っ歯になる?!

出っ歯(上顎前突)
▲ 出っ歯(上顎前突)

生後、5〜6ヵ月くらいの乳児は、なんでも口の中に入れ、感触を確かめます。入れたものをなめたり、そのうちだんだんと強くしゃぶったりします。
この行為は、初めて見たり、感じたり、いろいろなものを確かめ、学習するためにしゃぶって形や味、性状を学習していると言われています。おしゃぶりを使用することで機嫌が悪くて、ぐずった時や、母親が手が放せない時など、おとなしくしてくれるというメリットがあるかもしれません。おしゃぶりを与えているとご機嫌で楽だし、その仕草がかわいいからとファッション性も求め、赤ちゃんにおしゃぶりをさせたりしていませんか?もっと言うと、赤ちゃんにはおしゃぶりが必要だからと買い与えていませんか?

出っ歯の歯の妖精

たまにおしゃぶりを与えると鼻呼吸を促すから…と頼りきっている母親を見かけます。ですが、現段階ではその検証はされていないそうです。小児歯科医の考えとしては、乳歯が生えそろう2歳半(できれば2歳)くらいまでにおしゃぶりを外せるように指導しています。

おしゃぶりを使用している時でも赤ちゃんに話しかけたり、できるだけ一緒に遊んだり、赤ちゃんとのスキンシップの時間をつくるようにして、おしゃぶりに子守をさせないでくださいね。
年齢が高くなるまで長期間にわたり、おしゃぶりを使用すると噛み合わせに悪い影響を与え、出っ歯になってしまう可能性もありますので気をつけましょう!

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