
事故で拔けた歯は、牛乳かお口の中で保存すれば元に戻る?!
子どもの歯は、歯を支えている骨がやわらかい状態のため、ぶつけて強い衝撃がかかると歯が抜け落ちてしまうこともあります。
思いもよらず転んだり、事故でボールにぶつかって歯が欠けたり、折れたりすることはとても残念な状況です。また、事故でグラついた歯がしばらくして抜け落ちてしまうリスクもあります。そんなトラブルがおきた際は、大急ぎで抜け落ちた歯を探し、できるだけ30分以内に歯科医院に持って行きましょう。折れた歯は、そのままくっつくことができる可能性があり、抜け落ちた歯は、もう一度生かせるチャンスがあります。

抜け落ちた歯は歯科医院に行くまでに、乾燥させないようにしておくことが大切です。歯の乾燥を防ぐには、歯牙保存液(必要な場合は、学校歯科医・嘱託歯科医または近隣の歯科医院へお問い合わせください。)、無い場合は、牛乳の中に歯を入れて浸します。歯根(歯ぐきに埋まっていた根の部分)は触らないようにして歯牙保存液、または牛乳に入れてください。冷たい牛乳は、歯の保存液代わりとなる役目をします。
保存できる時間は短くなりますが、お口の中に戻した状態で保存することも可能です。くれぐれも、ティッシュぺーパーやハンカチに包んで持っていくことはしないようにしましょう。