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再生医療-さいせいいりょう-
....失われた体の一部を人工材料や自己の細胞によって元通りにする医療(歯科医療)の
総称。
これまで組織や臓器の再生は移植医療が担ってきたが、ドナーの不足という恒久的問題を抱えていた。しかし再生医療の登場によりいっきにこの問題の解決が可能となった。 人工材料による代表的治療が歯科インプラントである。また、自己の細胞を使った代表的治療には培養粘膜、培養骨などがある。いずれも歯科領域での応用に期待がかけられている。
自己の細胞による再生医療の場合、拒絶反応のない移植治療が可能であるのみでなく、細胞を保存することにより繰り返し治療を行うことが可能となる。
解説:河村歯科医院 河村達也先生
サイナス 別名:副鼻腔
....上顎骨の、鼻の横にある大きな空洞のこと。
サイナス・リフト 別名:上顎洞底挙上術
....上顎奥歯の歯を失うと、サイナスと呼ばれる上顎の空洞が拡大します。
インプラントを入れるためのスペースが不足している場合に、移植骨や骨補填材によって上顎洞の底部を押し上げる治療方法です。
差し歯-さしば-
....虫歯などで大きく歯を削ったときに、金属やセラミックで覆う被せ物の一種です。クラウンで被せるほどの虫....歯の場合は、神経が死んでいるのでクラウンを被せる前に根管治療を行います。クラウンには、金属だけでできているクラウンの他に、金属の表面にセラミックを焼き付けたメタルボンドや、セラミックだけでできているオールセラミッククラウンなどがあります。
歯科衛生士-しかえいせいし-
....歯科医師の指導の元、クリーニングや歯石除去などの予防処置を行ったり、ブラッシング指導などを行う専門職。厚生労働省管轄の国家資格です。
歯科技工士-しかぎこうし-
....歯の被せ物(クラウン)や、詰め物(インレー)、義歯(入れ歯)などを歯科医師の指示の元に作製する専門職。厚生労働省管轄の国家資格です。
歯間乳頭-しかんにゅうとう-
....歯と歯の間にある歯肉の部分。歯周病になると歯間乳頭が退縮し、歯と歯の間に隙間ができたように見える。
歯垢-しこう-
別名:プラーク
....お口の中の最近が同じくお口の中に停滞している食べかすとくっくいて、反応をおこし、粘着性の黄白色の物体になります。これを歯のあか(垢)とかいて歯垢といいます。
歯根膜-しこんまく-
....虫歯治療で削った部分を補う詰め物。削った部分が大きい場合は、インレーではなくクラウンが使用される。 金属製の詰め物の他、レジン(樹脂)やセラミックのインレーがある。
歯周炎-ししゅうえん-
....歯肉炎を放っておくと炎症が歯肉の内部にある骨まで進行します。細菌により骨が溶け始め、歯を覆っていた歯肉が下がり、次第に歯がぐらぐらします。
歯周組織-ししゅうそしき-
セメント質、歯根膜、歯槽骨、歯肉の総称。
歯周病-ししゅうびょう-
....歯周病菌により顎の骨が溶かされる病気で一般的に「歯槽膿漏」と呼ばれています。初期状態では歯ぐきに炎症が起こり、腫れたり出血したりします。悪化すると膿みが出てきて顎骨が溶けていき、歯を支えてる組織が破壊され、最終的には歯が抜けてしまいます。歯周病はかなり進行しないと症状が出てこないので、早いうちの治療が大切です。
歯髄-しずい-
....象牙質の内側で歯の中心部にある組織です。この中には、血管、リンパ管、神経線維などがあって、歯に栄養を与えています。
歯石-しせき-
....プラーク(歯垢)を放っておくと、唾液に含まれるカルシウム分によって固くなり歯の表面に付着します。歯石は、ブラッシングでは除去できないので、歯科医院でクリーニングをする必要があります。
歯槽骨-しそうこつ-
....歯を支える骨のことです。歯の構造でいうと歯根の周囲に存在します。歯槽骨は炎症が起きることにより吸収(骨が溶ける)し、やがて歯を支えることができなくなります。 (しずい)
象牙質の内側で歯の中心部にある組織です。この中には、血管、リンパ管、神経線維などがあって、歯に栄養を与えています。
歯槽膿漏-しそうのうろう-
....歯周病のこと。
支台歯-しだいし-
....ブリッジの土台となる歯。ブリッジを被せるために細く削り、場合によっては神経を取ります。
歯肉-しにく-
....歯ぐきのことをいいます。
歯肉炎-しにくえん-
....歯肉(歯茎)が炎症を起こし、赤く腫れた状態。歯みがき中に出血したりします。
この時期であれば歯の汚れをとって毎日キレイにブラッシングすれば完全に良くなります。
シュナイダー膜
....上顎洞と歯槽骨の間にある粘膜。
上顎洞-じょうがくどう-
別名:副鼻腔(ふくびくう)、サイナス。
....上顎骨の、鼻の横にある大きな空洞のこと。
笑気麻酔-しょうきますい-
....笑気ガスを専用のマスクから吸い込みます。インプラントの手術の他、歯科恐怖症の方の治療の時に使うこともあります。
上顎前突-じょうがくぜんとつ-
....いわゆる出っ歯。
出っ歯の中には、歯自体が出ている場合、骨格的に上顎自体が出ている場合、又、その両方に原因がある場合等、一口に出っ歯といっても、その状態は様々です。
出っ歯は見た目もさる事ながら、口が閉じづらい為、口呼吸の原因となり、口呼吸は歯肉の炎症等お口の中に悪影響がある以上に全身体にも様々な悪影響をもたらす原因となります。
治療をし、その後、意識をしていく事で徐々に口呼吸から鼻呼吸へ変化させる事が出来ます。
又、口元の突出感が改善されスッキリとした口元に変わります。
解説:KAZ矯正歯科 高橋和明先生
上皮付着-じょうひふちゃく-
....歯肉より下では歯冠や歯根の表面に付着しており、これを上皮付着という。
今面と上皮による付着なので、その付着力は弱い。
上部構造-じょうぶこうぞう-
....インプラント(人工歯根)の上に被せる人工歯のこと。
静脈内鎮静法-じょうみゃくないちんせいほう-
....静脈内点滴に催眠鎮静導入剤を少量投与することにより、緊張感や不安感・恐怖感の無い、あたかも眠ったような夢心地の状態が得られます。インプラント手術時などに用いられることが多く、ストレスの無い快適な状態で手術を行う事が可能です。鎮静薬剤には健忘効果もあるので、手術中の不快な記憶などは殆ど残りません。笑気ガス吸入鎮静法よりも確実で深い鎮静効果が得られますが、全身麻酔と異なり完全に意識は消失せず、また全身麻酔よりも回復が早いのが特徴で
す。
通常は麻酔認定医による全身管理下において、術中の心電図、脈拍数、血圧、酸素飽和度等のバイタルサインを生体情報モニターで測定・監視しながら安全に静脈内鎮静および手術が行われます。
生体情報モニター |
生体情報モニター
手術中の様子 |
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解説・資料提供:南青山インプラントセンター 佐藤明寿先生
歯列矯正-しれつきょうせい-
....歯列矯正とは、矯正歯科装置により歯を動かし、不正咬合(歯並びの不整合)を治す治療のことです。歯並びや噛み合わせを治すことは、単に見た目をきれいにするだけだはなく、歯の正常な機能を回復する治療法です。
■主な不正咬合
上顎前突(出っ歯)、下顎前突(受け口、切端咬合)、上下顎前突、叢生(八重歯、乱ぐい歯、歯のガタガタ)、開咬(前歯が噛みあわない)、顎変形症など
■歯列矯正の主な装置
表側矯正、裏側矯正(舌側矯正、歯の裏側に装置をつける治療法)、ハーフリンガル(上顎に表側の装置、下顎に裏側の装置を使用する治療法)、デーモンシステム、インプラント矯正、インビザライン(ワイヤーを使わずマウスピースのような装置を使用する治療法)など
■歯列矯正のメリット
・歯並びがきれいになることで、歯磨きがしやすくなります。口臭、虫歯、歯周病、歯の喪失を防ぐことができます。
・歯の噛み合わせが正しい位置に矯正されるので、食べ物を良くかめるようになり、消化が良くなります。
・正しい咀嚼により表情筋のバランスが整い、口元やフェイスラインがきれいに仕上がります。
・笑顔に自信がもてるようになり、精神面の向上が見られます。
解説:青山外苑矯正歯科 横谷 浩爾先生
人工歯根-じんこうしこん-
....欠損した歯の顎の骨(歯槽骨)に埋め込むために、セラミック・金属などで作られた人工の歯根。歯科ではインプラントは人工歯根です。
GBR
....GBR(骨誘導再生)法とは、欠損した骨組織を再生させる治療法です。
参考ページ:インプラント ネット治療説明ページ
CT-シーティースキャン Computerized tomography
....コンピューター断層撮影法。X線とコンピューターを使って、検査を行いたい場所(身体)を撮影し、輪切りの断層画像として、観察・診断する装置・技術のことを言います。
スピード矯正 参考用語:コルチコトミー
....スピード矯正とは、歯を削ったりせず歯を動かすことにより、その人のニーズにあった期間で治療することです。そのための方法として従来の矯正法に様々な治療法を併用する必要があります。一例としてコルチコトミー法がありますが、その他にオステオトミー法、インプラント法など多くの方法を現在併用しています。これらの方法の併用によって治療期間は短く、安全、確実に矯正治療ができるようになりました。
解説:銀座矯正歯科 深沢真一先生
正中線-せいちゅうせん-
....体の中心のラインのこと。口腔内の場合、上下の歯の中心線のことです。
正中離開-せいちゅうりかい-
....前歯の間に隙間のあるもので、いわゆる「すきっ歯」です。正中埋伏過剰歯によるものと、上唇小帯(上唇の裏側にあるスジ)の発育異常による場合があります。
舌側-ぜっそく-
....歯の舌側の側面のことを指します。
舌側矯正は、歯の舌側の歯面にブラケットを着ける治療方法のことです。
主に下の歯(下顎)に対して使用する言葉です。
セカンドオピニオン
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主治医以外に診断や治療方針について意見を求めること。
セラミッククラウン
....セラミックとは陶材の事で、食器などに用いられる物です。その為、水分の吸収が無く変色しない為、長い年月歯を白く保つのに適しています。
また、シェードガイドという色見本や、シェードアイという色彩測定器を用いて他の歯の色と合わせることも可能なので、美容歯科・審美歯科で最も使われている材質です。
解説:じゅん歯科 平原順也先生
セメント質
....歯根の部分の外側にある組織です。歯と、顎の骨を結合しています。
叢生-そうせい-
....歯並びがでこぼこしている症状。別名、八重歯、乱杭歯。
象牙質-ぞうげしつ-
....エナメル質、セメント質の内側にあり、歯冠から歯根まで歯の大部分を占めていて、エナメル質よりもやわらかい組織です。
ソケット・リフト
....特殊な器具を用いて、上顎洞の底部を押し上げインプラントを埋入するスペースを確保します。
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