舌痛症とは、舌に病変や、お口の中に痛みの誘発原因が認められないにもかかわらず、舌に慢性的な痛みやしびれなどの症状がみられる病気です。舌痛症は心因的要因が大きいとされており、心身症の一種として治療を行われることが多いとされています。 |
<原因> ストレスや大きな不安をかかえていたり、極度の肉体疲労であったり、その時期に歯科治療を受けたりしたことで、これを契機に発症することがあります。 <発症年齢> 男女とも30代〜50代前半で、とくに更年期前後の女性に多くみられるといわれています。 <症状と傾向>
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<どこで受けられるの?> <治療方法> |
■心身の健康を保つ ■お口の健康を保つ |
舌痛症以外に、舌に病変が認められないが、舌の痛みやしびれなどの症状がでることもあります。主な原因として、下記の事項が挙げられます
これらの場合は、視診や、病理検査、血液検査などで発見することができ、それぞれに応じた治療や対策を受けることができます。場合によっては、内科と連携をとり治療を行うこともあります。 なお、舌にびらん(粘膜表面の荒れ)や潰瘍(できもの)などがある場合は、口内炎や、舌がん、合わない差し歯や入れ歯など舌を傷つける原因がある、お口の中の不衛生などが考えられます。口腔がんの初期症状は口内炎と区別がつきにくいことがあります。症状が2〜3週間持続する場合は、歯科医師に相談しましょう。 |