しみる虫歯の治療

しみる虫歯[ C2 ]は、象牙質まで虫歯が進行している状態で、冷たいもの、熱いもの、甘いものがしみる虫歯のことです。神経までは達していないので、神経を保護する治療を行います。

治療の流れ

しみる虫歯治療回数:2回

<治療1回目>
1. 視診・触診・打診・エックス線で歯やその周りの状態の診断を行う
2. 虫歯を削る
3. 神経を保護する薬を塗る
4. 詰め物(インレー)作成のための歯型をとる
5. 仮の詰め物を入れる

<詰め物ができたら>
6. 仮の詰め物をはずして清掃する
7. 詰め物を入れて噛み合わせを調整する
8. 表面を磨いて形を整え、歯に接着する
9. 定期健診

詰め物の種類と特長

■保険診療で使用される材料 : <銀歯(インレー)>
【素材】

主に金銀パラジウム合金

【メリット】
  • 強く力がかかる部分に使用しても、強度があるため割れにくい
  • 費用の自己負担額が少ない
【デメリット】
  • 時間が経つと銀歯が腐食しやすく、そこから再び虫歯になるおそれがある
  • 歯ぐきに変色が見られることがある
■自由診療で使用される材料 : <セラミックインレー>
【素材】

陶材(=ポーセレン)

【メリット】
  • 変色することがほとんどない
  • 金属アレルギーの方も使用できる
  • 艶があり、自分の歯のような色調を最も再現することができる
【デメリット】
  • 素材が硬いため、割れる可能性が高い
  • 費用の負担が大きい
<ゴールドインレー>
【素材】

金合金(金を主成分として複数の金属を混ぜたもの)

【メリット】
  • 自分の歯と近い硬さのため、適度なすり減りがあり歯に馴染みやすい
  • 金属が腐食することがない
【デメリット】
  • 金合金なので見た目が悪い
  • 費用の負担が大きい


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