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子ども 歯磨き 嫌がる

【これで解決!】子どもが歯磨きを嫌がる理由と対策|楽しくするグッズも紹介

監修者

古川 雄亮先生
古川 雄亮先生

国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Nature系のジャーナルに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開

「子どもには虫歯になってほしくない。けど、歯磨きを嫌がることが多く困っている。無理やり歯磨きをさせたくないし、子どもに歯磨きしてもらうにはどうしたらいい?」そのような悩みをお持ちの方も多いでしょう。

この記事では、子どもが歯磨きを嫌がる理由を「1〜3歳」と「4〜6歳」の2つの年齢段階に分けて解説します。
それぞれの年齢に合わせた効果的対策や、歯磨きを“楽しい時間”に変えるおすすめグッズもあわせて紹介します。

【年齢別】子どもが歯磨きを嫌がる理由と対策

子どもが歯磨きを嫌がる理由は一つではありません。年齢や性格、過去の経験などで様々です。ここでは、1〜3歳と4〜6歳に分けて、嫌がる原因と対策を紹介します。

1〜3歳の子どもが嫌がる理由とは?


1~3歳では、親が仕上げ歯磨きを行います。1〜3歳の子どもが歯磨きを嫌がる理由の中に、親の歯磨きに起因するものもあります。
歯磨きに慣れていないから
小さい子どもはお口の中を触れられるのに敏感で、哺乳瓶や食べ物以外のものがお口の中に入ることはほとんどありません。
そのような中、慣れない歯ブラシがお口の中に入ると、子どもは大きな違和感を感じます。痛みを感じやすい歯茎に歯ブラシが接触することは極力避けましょう。

イヤイヤ期だから


子どもは1歳〜2歳ころから自我が芽生え始め、いろいろなことを自分でやりたい感情を持ちます。自我は子供の成長ですが、歯磨きも自分で行いたい欲求が生じ、歯ブラシを自分で持とうとしたり、親に歯磨きされるのを嫌がることがあります。

痛みを感じたことがあるから


親に歯磨きされた際、歯茎に歯磨きが当たったり、歯を磨く力が強くて、子どもが痛みを感じることがあります。過去の歯磨きで痛みを感じ、子どもが痛いのが嫌になり、歯磨きそのものを拒否します。

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歯磨きを嫌がる1~3歳の子どもへの対策

1~3歳の子どもが歯磨きを嫌がる場合、まずは歯磨きの苦手意識を取り除く必要があります。有効な対策4つを紹介します。

まずは歯磨きに慣れさせる


子どものお口の中にいきなり歯ブラシを入れず、段階を踏んで慣らしましょう。

ガーゼやシリコンの指歯ブラシを使って歯や歯茎を拭いたり、歯磨き前に歯ブラシでお口の周りを軽く触れておくことで、歯磨きへの抵抗感が減少します。

お手本を見せて真似させる


子供の年齢が1歳を超えると自我が芽生え始め、親の真似をすることが多くなります。親が子どもの目の前で楽しそうに歯磨きを行うと、子どもも真似して歯磨きをするかもしれません。親子一緒に歯磨きすることで、子どもの歯磨きを習慣化できます。

ごっこ遊びを取り入れる


ごっこ遊びや歯磨きアプリを取り入れ、歯磨きをゲーム感覚で行えれば、子どもが歯磨きに前向きに取り組んでくれます。子どもが気に入っているぬいぐるみや人形を使い、一緒に歯磨きすることで、歯磨きが楽しい雰囲気を作っていくとよいでしょう。

絵本や歌を活用する


絵本や歌を活用し、視覚や聴覚で歯磨きに興味を持ってもらう手法も効果的です。歯磨きに使える絵本は市販され、音付きの絵本もあります。読み聞かせを行ったり、歌を流したり、歌ったりすることで、歯磨きは怖くなく楽しいと認識してもらうことが大切です。

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4〜6歳の子どもが歯磨きを嫌がる理由とは?

4~6歳になると1~3歳の時期と異なる理由で歯磨きを嫌がることがあります。3つ紹介します。

遊び足りないから


子どもが4歳を超えると、好奇心でおもちゃ遊びやテレビを優先しがちです。歯磨きよりも楽しい遊びを優先して、自分が満足するまで歯磨きを後回しにし、歯磨きの時間を嫌がります。

歯磨きが面倒だから


4歳以上になると、だんだん歯磨きに慣れてくる一方、歯磨き自体は習慣であることから、面倒と感じて歯磨きしたくない可能性があります。

自分好みの歯ブラシや歯磨き粉ではないから


子どもが育ち、好き嫌いが明確に出てきます。その影響で、家の歯磨き粉の味が口に合わない、歯ブラシが硬い・軟らかい感触があったり、歯ブラシの毛先がちくちくするなどの理由で、子どもが歯磨きを嫌がることがあります

歯磨きを嫌がる4~6歳の子どもへの対策

4~6歳の子どもは、自発性や理解力が高まります。以下の4つの方法で、歯磨きに前向きに取り組んでもらいましょう。

本人にやらせて「できた!」を経験させる


子供の「自分で歯磨きしたい」という意思を尊重することが大事です。子どもの歯磨きのモチベーションを高めるため、まずは子どもに歯磨きをさせて、できたことを褒めてあげ、最後に親がしっかりと仕上げ磨きするのが効果的です。

歯磨きを促すタイミングを工夫する


遊びなど楽しい時間を中断されるのが嫌だ、という理由で歯磨きしない子どもには、歯磨きを促すタイミングの工夫が効果的です。

歯磨きする時間帯を前もって決めておいたり、テレビが終わったタイミングですぐに行うなどが良いでしょう。
歯磨きの重要性を丁寧に説明する4歳以上の子どもは理解力も向上しているため、歯磨きをさぼった場合のリスクを説明すれば、歯磨きの意味をキチンと認識してくれるかもしれません。

虫歯の痛みを強調するのではなく、歯磨きで虫歯を防ぐ重要性を丁寧に説明し、歯磨きに前向きに取り組むように誘導しましょう。

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子どもが嫌がるときに無理やり歯磨きをさせるのはNG

特に小さい子どもが嫌がる時に無理やり歯磨きすると、歯磨きの時に痛みがあれば、歯磨きへの恐怖心が植え付けられる可能性があります。

歯磨きへの抵抗が強くなることもあるので、子どもが歯磨きを嫌がる状態のときには、強引な歯磨きはできる限り控えましょう。

子どもに歯磨きを楽しく感じさせるおすすめグッズ4選

歯磨きが遊びの延長線上になれば、子どもの歯磨きのモチベーションが大きく高まります。有効グッズ4つを紹介します。

歯磨きタイマー(アプリ)


歯磨きタイマーを利用し、歯磨きの時間を正確に把握できます。さらに「ポケモンスマイル」のような人気キャラクターを使用したアプリや、「はみがき勇者」のようなゲームアプリを利用し、歯磨きの時間を測れ、楽しく前向きに歯磨きできるようになります。

手作り歯ブラシ人形


手作りの歯ブラシ人形を作ることで、子どもが歯磨きに楽しく取り組んでくれるかもしれません。親が厚紙にキャラクターを描き、洗濯ばさみ等を利用して子どもから見える向きで歯ブラシに固定すると、キャラクターが歯ブラシの揺れに合わせて一緒に動き、子どもにはキャラクターが歯を磨いてくれるように見えるという手法です。

ご褒美シール


歯磨き後のご褒美シールも習慣化に効果的ですも。子どもが毎日の歯磨きをさぼらず行ったら、カレンダーにシールを貼り、カレンダーが埋まったらご褒美をあげて、子どもがカレンダーをシールで埋めていく達成感と、ご褒美が得られる喜びを感じられます。

歯磨きシアター


ホワイトボード用のマーカーを使って、黒いペンで記入した部分を虫歯菌に見立てて消していく、「歯磨きシアター」という遊びを行うと、子どもが歯磨きを楽しいものだと認識してくれるかもしれません。歯磨きシアターを作るための素材は100円ショップなどを利用して安価で購入できるため、作成に伴う金銭的なハードルが低い点もポイントです。

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まとめ

子どもが歯磨きを嫌がる場合、理由は子どもの年齢ごとに異なります。子どもに歯磨きをさせるために有効な対策も、年齢で変わります。

歯磨きアプリやご褒美シールを活用して、子どもが歯磨きに前向きに取り組むように促すことは、効果的とされています。

子どもに歯磨きをしてもらうためにどうしたらいいか悩んだら、歯科医院に足を運んで歯磨きのプロである歯科衛生士にアドバイスをもらいましょう。

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