ラグビーワールドカップ2019を応援しよう!スポーツ歯学におけるサポート
今年の9月20日から開始されるラグビーワールドカップを控え、スポーツと歯科の関係は、歯科業界で注目されています。来年は、東京オリンピック2020もあるため、今後さらに注目されていくと思われます。
スポーツと歯科の関係について、一般向けの公開講演「ラグビーワールドカップ2019を応援しよう!スポーツ歯学におけるサポート」が開催されていました。
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2019年6月22日~23日にわたって開催された第37回日本顎咬合学会学術大会・総会の一般公開フォーラムをレポートする企画第1弾。
今回は「スポーツと歯科」をテーマにした講演、「ラグビーワールドカップ2019を応援しよう!スポーツ歯学におけるサポート」の様子をご紹介します! どんな話が聞けるのか?内容を踏まえてレポートします。
今年の9月20日から開始されるラグビーワールドカップを控え、スポーツと歯科の関係は、歯科業界で注目されています。来年は、東京オリンピック2020もあるため、今後さらに注目されていくと思われます。
スポーツと歯科の関係について、一般向けの公開講演「ラグビーワールドカップ2019を応援しよう!スポーツ歯学におけるサポート」が開催されていました。
スポーツ中の口まわりのけがの処置とけがをしないための予防方法についてです。
皆さんも、スポーツをしていて、人やボールとぶつかってしまい、口を切った経験があるかと思います。けがをした時の処置と、けがをしにくくする予防法をご紹介!
スポーツ中のけがとして、歯が抜けてしまうことがあります。永久歯であれば、2度と生えてはこないので、唯一の歯を失くすことになってしまいます。
しかし、歯が抜けてしまっても、しっかりと処置をすることで、植え直すことができるそうです。植え直すために大事なことはこの3つです。
1. 歯の汚れをこすり取らない
2. 歯を乾燥させない
3. すぐに病院に行く
次にけがをしないための予防方法は、マウスピース(マウスガード)を使用することが良いとのことです。
そもそも、スポーツ中の口のけがは、歯が唇や皮膚などに触れてしまうことや壁やボール、人などにぶつかってしまうことが原因となりやすいです。
特に、口のけがが多いスポーツは、人と人同士の接触の多いものやボールを使用する球技です。しかし、びっくりすることに、どちらにも当てはまるラグビーはけがの数が少ない傾向があるのです。これは、マウスピースをつけている選手が多いことが大きく関係しています。
つまり、歯を保護するマウスピースを使用することで、スポーツ中の口のけがの予防につながるということです!
では、「マウスピースをつけておけばいいのか」というと、そういうわけではないのです。マウスピースにも、市販されているストックタイプやマウスフォームドタイプ、歯科医院で作るカスタムメイドタイプなどの種類があります。
その中でも、カスタムメイドタイプがおすすめ!
カスタムメイドタイプは名前のとおり、その人のために歯科医師がカスタムして、作ったマウスピースです。
市販のマウスピースは、たくさんの人の口に合うように大きめに作られており、スポーツのような激しい動きをする際にはずれやすく、着け心地も悪いようです。
球技をやっている方は是非、一度歯科医院に行って、マウスピースについて聞いてみるのをおすすめします。自分にあったマウスピースを作ってもらいましょう!
噛み合わせには、筋肉や中枢神経、顎関節などが関係しており、噛みしめた際の筋力発揮や身体の重心バランスなどに影響があると言われています。
噛み合わせを整えることで、運動能力が向上した実例もあります。
アスリートの競技環境を整備し、パフォーマンスを最大限発揮できるようにすることを「アスリートアントラージュ」といい、日本オリンピック委員会のホームページでも説明されています。
アスリートが最大限のパフォーマンスを発揮できるためのサポートとしてスポーツ歯科の分野でやっていることをご紹介。
日本のスポーツ界はオリンピックで金メダルをとったり、各競技のワールドカップで優秀な成績を納めたりと世界でも活躍しています。今後、より活躍できるようスポーツ歯科では「プレイヤーズファースト」を掲げて、主役である選手をサポートし、競技に集中できるよう頑張っています。
具体的には、選手が最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、歯科の分野から、治療、メンテナンス、マウスピースの製作などを行っています。
ワールドカップやオリンピックのナショナルチームにも召致されていて、選手が活躍できるようサポートをしています。
今回のレポートでは、スポーツと歯科に関しての講演の様子をご紹介しました。スポーツをしている方は是非、今回の講演内容を参考にして、口まわりを気にかけてみましょう。よりスポーツを楽しめたり、上達したりするかもしれません。