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第5回 歯と口の健康週間

連載 第5回 歯と口の健康週間

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第5回 歯磨きのしかた、歯磨きグッズ

第4回は「口臭の原因」で口臭の原因や種類を紹介しました。
第5回となる今回は歯磨きのしかた、歯磨きグッズをご紹介したいと思います。歯と口の健康週間中に改めて正しい歯の磨き方を学び、虫歯を予防しましょう。

歯磨きの目的

虫歯や歯周病の原因となる歯垢(プラーク)に潜む細菌を除去し口の中をケアすることと、歯ぐき(歯肉)のマッサージをすることが目的です。

歯磨きの目的

歯磨きの基本

毎日歯磨きしていても虫歯になってしまったり、歯ぐきが腫れてしまったりした経験があるかたは、原因のひとつとして歯の磨きかたに問題があるのかもしれません。汚れがつきやすく、磨き残しが多くなりがちなところを意識して1本ずつていねいに磨きましょう。
・歯と歯の間
・歯と歯ぐきの境目
・奥歯の噛み合わせの面

上記の場所はプラークがつきやすいので、歯ブラシの毛先が届くように磨きましょう。
一か所あたり20回以上、歯ブラシの毛先が広がらない程度の軽い力(150~200g)で5~10mmの幅を目安に小刻みに動かし、磨いていくことがポイントです。磨き残しのないように、左の奥歯からスタートしたら前歯を通過し、ゴールは右の奥歯といったように一筆書きの要領で、順番を決めて歯ブラシを動かしていきましょう。

歯ブラシの選びかた

自分の口に合った歯ブラシを選ぶことで、正しくよりしっかりとブラッシングが行えます。
とはいえ、自分では選ばず、家族のかたが買ってきたものを使っているかたも多いことでしょう。
歯ブラシには毛先の細さは「極細」のものから「太い」まで、毛の硬さは「やわらかめ」「ふつう」「かため」など、さらにはメーカーの種類やヘッドの大きさだって違います。なにを基準にして選べばいいのか分かりませんよね。ここでは歯ブラシを選ぶ際のポイントをご紹介しましょう。

・ヘッドサイズの選びかた
歯ブラシのヘッドサイズを選ぶ基準としては、上の前歯2本分の横幅と同じくらいのサイズ、またはやや小さめのサイズを選びましょう。

・毛先の細さ
歯周病の予防や虫歯予防が目的のかたは「極細」や「細め」を選ぶことで、細めの毛先が歯と歯の間、歯周ポケットに入りやすく念入りに磨くことができます。歯の表面の汚れを落とし白くすることが目的のかたは、毛先の断面が四角く広い面になっているものを選ぶことで、歯の表面に歯磨き粉を効率よく運び、よく汚れを落とすことができます。

・毛の硬さの選びかた
毛の硬さは歯ぐきの健康状態と歯を磨くときの力の強さに合わせて選びましょう。歯ぐきが腫れ、出血があるようなかた、磨くときの力が強いかたは「やわらかめ」を選びましょう。歯ぐきの腫れや出血がなく健康なかた、磨くときの力がそこまで強くないかたは「ふつう」を選ぶとよいでしょう。
かため」の歯ブラシですが、歯をゴシゴシしっかり磨いた感は得られますが、強く磨いてしまうと歯や歯ぐきを傷つけてしまうので注意が必要です。

世代別、目的別の歯ブラシ選びのワンポイント


・赤ちゃん:ヘッドが小さく、毛はやわらかいもの
・子供:ヘッドが小さく、毛はやわらかいもの・短めで柄が握りやすいもの
・大人:上記のような口の状態、目的に合わせて選択、電動歯ブラシでもOK
・高齢者:毛はやわらかいもので細め、柄が太く握りやすいもの

歯ブラシ以外のケアグッズ

歯ブラシだけでは歯と歯の間はどうしても汚れが取り切れないものです。歯ブラシでは届かないところの磨き残しが原因で、虫歯や歯周病になってしまうなんてことにならないよう、歯ブラシ以外のケアグッズを使用することがとても重要です。

・デンタルフロス

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歯ブラシ以外のケアグッズ002

歯と歯の間の汚れを取り除くのに使用するグッズです。このフロスには、柄がついているホルダータイプと指に巻きつける糸巻きタイプの2種類があります。初めてのかたはホルダータイプのフロスが持ちやすく使いやすいでしょう

・歯間ブラシ

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こちらも歯と歯の間の汚れを取り除くために使用するものですが、歯と歯のすき間が広い場合に有効です。さまざまなすき間の広さに対応できるように大きさやかたちがいくつか種類があります。ブラシの素材も歯ぐきに優しいゴムタイプ、汚れをしっかり落とせるナイロンタイプから選べます。

・タフトブラシ

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毛束が小さな円錐状のヘッドになっている歯ブラシで、歯並びが悪く歯が重なっているところ、奥歯の一番奥側、前歯の裏側など磨き残しが多くなりがちなところに使用するグッズです。歯ブラシで磨いたあとにこのタフトブラシを使用し、仕上げ磨きをすることによりピンポイントでキレイにすることができます。

・デンタルリンス

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デンタルリンスには液体歯磨き洗口液の2種類があり、使い方がそれぞれ異なります。液体歯磨きは歯ブラシをする前に使用します。口に液体歯磨きを含み、20~30秒ほどブクブクうがいをします。うがいが終わってから歯ブラシで歯磨きをします。
洗口液は口の中の虫歯菌が増えるのを抑制してくれる効果があるので、歯磨き後の仕上げに使用します。こちらも同じく、口に洗口液を含み、20~30秒ほどブクブクうがいをします。うがいが終わってからは水で口をゆすぐ必要はありません。
液体歯磨きと洗口液は見た目が似ていて見分けがつきにくいですが、パッケージをよく見るとどちらか分かるように記載されていますので、目的に合わせてしっかりチェックしましょう。

歯ブラシを交換するタイミングはいつ?

みなさんはどのくらいのタイミングで歯ブラシを交換していますか?前回交換した時期を覚えていますか?
毛先が開いたら?それともボロボロになるまで交換しない、などタイミングはそれぞれかと思います。
毎日使用する歯ブラシは長い期間使い続けると、衛生的によくないのはもちろん、汚れを落とす効果が低下するだけではなく、歯や歯ぐきを傷つけてしまう可能性があります。歯ブラシの毛の材質や硬さ、歯磨きのしかたによって毛の開きかたに差はありますが、交換の目安としては1カ月に1回のサイクルで交換することをオススメします。歯ブラシを交換してもすぐに毛先が開いてしまうかたは、磨く時に力がかかりすぎているかもしれませんので、力を抑え気味に優しく磨くとよいでしょう。
交換したタイミングを忘れないためにも、月初めや毎月8(は)日など何か分かりやすい日付と関連付けて交換することを習慣づけましょう。

歯ブラシを交換するタイミングはいつ?

まとめ

連載第5回目は「歯磨きのしかた、オススメの歯磨きグッズ」を紹介させていただきました。時間をかけて歯磨きをしているつもりでも、磨き残してしまう部分が出てきてしまうものです。自分の口の状態に合わせてケアグッズを選ぶことも重要だということがお分かりいただけたかと思います。歯医者さんで定期検診を行い、グッズの選びかたや使いかたを教えてもらうことが虫歯や歯周病にならないための予防対策の近道ではないでしょうか。
次回はセルフケアとプロフェッショナルケアの違いをお送りします。

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