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第37回 IDS(ケルン国際デンタルショー) 2017 視察終了

第37回 IDS(ケルン国際デンタルショー) 2017 視察終了

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3/22(水)の視察が終了いたしました。この日は、一般向けにも公開される日。スピーカーコーナーやホールでのイベントも増え、初日以上の賑わいでした!

第37回 IDS(ケルン国際デンタルショー) 2017は25日まで開催されていますが、スタッフによる視察はここまでです。ここで、2日間の総括をしたいと思います!

テーマは「予防歯科」

家庭向け、プロ向け両方のグッズを扱うGCからは、ジェルタイプの歯のパックが出展されていました。

中でも、ドライマウスの患者様に対応している商品は注目です。

他にも、プラークの古さによって色が3色に分かれる染め出し剤などもありました。

テーマは「予防歯科」
テーマは「予防歯科」

3Dプリンター

コンピュータ技術を補綴物の作製に導入するというと、彫刻のように削り出すCAD/CAMの分野というイメージがありましたが、今回は薄い層の積み重ねにより形成していく3Dプリンティングに着目した出展が目立ちました。

インプラントの主要メーカーのひとつであるstraumannが3Dプリンターを展示していたほか、3Dプリンターのメーカーで生体適合機器を製造を行うドイツのStratasys GMBH、3Dプリントによるインプラント義歯が話題になったイスラエルのA.B. Dentalなどは特に意欲的でした。

中東のメーカーの進出

また、今回の特徴として中東地域、特にイスラエルからの出展が目立ちました。

2015年のIDSでは中東・アフリカ諸国を合わせて56社でしたが、今回はイスラエルだけで50社が出展していました。さらにそのうちの32社がインプラントの関連事業です。

イスラエルは歯科インプラントの市場が急速に拡大し、業界を牽引する国のひとつといわれています。

この背景としては、イスラエル政府がベンチャー企業の支援を積極的に行っていることで、主にコンピュータや機械技術分野での新しい企業の成長が著しく、CAD/CAMや3Dプリントといった技術で歯科・インプラントの業界に進出していることがあげられるでしょう。

反面、シリア内紛をはじめとする戦争や争乱により、負傷者が増えている中東地域ではインプラントの需要そのものが高く、先進国であるイスラエルの業界がそれに応える形で成長しているという悲しい理由もあります。

歯の健康に対する意識を高めるだけでなく、歯を失ってしまう要因を減らすことに意識を向けることも、一種の予防といえるかもしれませんね。

中東のメーカーの進出

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