あごが痛かったり、虫歯ではないのに痛みが出たり…レントゲンなどで症状が確認できない場合、その原因は噛み合わせにある可能性があります。
ブラキシズムとは
普段の生活で無意識のうちにくいしばっていたり
寝ている間の歯ぎしりをしていたり、というご経験、みなさんはありませんか?
・ぐっと歯をくいしばったり
・ギリギリと横に動かしたり
・カチカチと何度も歯を合わせたり
これら全てを、ブラキシズムといいます。いわゆる歯ぎしりのことですね。
ブラキシズムは、食事の際の力よりもかなり強いものです。それが毎日行われているとしたら…
寝ている間にブラキシズムをしている場合、自身で気付くことはなかなか難しいですが、人から言われたり、起きたらあごが痛かったりすることで気付くこともあります。
ブラキシズムの症状
「食事」や「ものを噛む」という行為以外で、歯ぎしりやくいしばりといった「くせ」が強く出てしまうと、お口の中や歯にももちろん影響が出てきます。
例えば、
◆歯が擦り減ってしまう
◆歯を支えている骨が隆起してこぶのように出てきてしまう
◆あまりにくいしばる力が強いと、歯にヒビが入り、虫歯でもないのに割れてしまう
などの症状です。
寝ている間の歯ぎしりが強い方は、ご自身の歯を守るためにもマウスピースという歯をガードするものを使用していただくと、あごや歯の痛みだけでなく、歯の擦り減りや欠けたりという症状に対処できます。
気をつけたい、お口周りのクセ
歯にあごに痛みや影響の出やすいお口周りのクセとしては他に、「唇に力が入ってしまう」「舌の押す力が強い」というものもあります。
歯のみならず、口のまわりにはたくさんの筋肉があります。口が開きっぱなしというのもよくないですが、必要なときに適度に筋肉を使うことと、力を抜くといったことが大切ですね。
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