「八重歯」は上下の歯が適切に噛み合っていない状態である、不正咬合(ふせいこうごう)の一種です。
八重歯がチャームポイントの芸能人の影響で“付け八重歯”に関心が高まっていた時期もありましたが、八重歯はお口の健康にどんな影響を与えるのでしょうか。
八重歯によって考えられる問題点
元々の八重歯をチャームポイントとしていたり、人工的に歯の形を変えるいわゆる「付け八重歯」をしたことで笑顔に自信が持てるようになるのは精神衛生上はいいことだと思いますが、“お口の健康”から考えるとメリットは少ないでしょう。
八重歯があることで起こるかもしれない問題点は・・・
■ ブラッシングが難しく、虫歯や歯周病を引き起こしやすい恐れがある。
■ 八重歯で唇や舌を噛んでしまい、ケガや口内炎が起こりやすくなる恐れがある。
■ 噛み合わせに問題が起きることがあり、顎関節症の原因となることも。
■ 噛み合わせに問題が起きることがあり、胃腸に負担をかけることも。
などがあげられます。
八重歯になる理由
歯の大きさよりも顎の骨が小さいために、正しい位置に歯が生えるスペースがなくなったり、乳歯から永久歯へスムーズに生えかわることができなかったりすると、一部の歯が極端に外側にずれて生えてしまい、「八重歯」の状態となってしまいます。
尖っている牙のような歯のことを八重歯と呼ぶわけではなく、犬歯というもともと尖った歯が歯並びから外側にずれてしまうことが多いため、八重歯は尖っていることが多いのです。
海外では八重歯はあまり印象が良くないとされ、矯正するなどして歯並びを整えている方が多いですが、日本では逆に八重歯が可愛いとされることも多いため「付け八重歯」をしている女性アイドルなどもいるようですね。
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