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インプラントの材料でもある「チタン」 どんなふうに使われているの?

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インプラント治療に使用される「チタン」は、どんなものかご存知ですか?

歯科治療に使われるチタン

歯科インプラントは、あごの骨に埋め入れるインプラントの本体とも言える「フィクスチャー(人工歯根)」と、失った歯の代わりとなる、人工歯・インプラント義歯とも呼ばれる「上部構造」、そしてこれら人工歯根と上部構造を連結する「アバットメント」の3つの部品で構成されています。インプラント(人工歯根)のほとんどはチタン製で、その他のパーツにもチタンが使われていることがあります。また、クラウン(被せ物)や入れ歯の素材の一つとして使われることもあります。

チタンの特性

チタンは歯科以外の医療でも使われており、ペースメーカーや骨折した時の固定ボルト、人工関節などとして幅広く応用されています。なぜ、医療でチタンが多用されているのでしょうか?
チタンの特性には次のようなものがあります。

■ 身体に優しい
・・・金属アレルギーがでにくく、身体に対して有害な作用を及ぼしにくい

■ 強くて軽い
・・・重さは鉄の約半分で、鋼鉄以上の強度がある

■ さびにくい
・・・海水や酸に対しても高い耐食性を示す

このように、チタンは他の金属と比べても極めて高い特性をもつことから、様々な医療の現場で使用されています。しかし、ごく稀にチタンアレルギーを示すかたがおられるようです。不安をお持ち方は、治療の前に歯医者さんに相談してみるか、歯科の受診まえに皮膚科でご相談されることをお勧めします。

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