ひと昔前の学校の歯科検診といえば虫歯や歯周病の有無のチェックが主でしたが、数年前より歯並びや噛み合わせの診査も加えられるようになっています。歯科検診の後、子どもの歯並びについて指摘されたことはありませんか?
不正咬合(ふせいこうごう)とは
不正咬合とは上下の歯が適切に噛み合っていない状態を言います。
・歯並びが凸凹な乱くい歯や八重歯などの「叢生(そうせい)」
・出っ歯といわれる「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」
・受け口といわれる「下顎前突(かがくぜんとつ)」
などがあります。不正咬合を放っておくと、将来的に様々な弊害が予測されます。例えば歯並びが凸凹な叢生の場合には、ブラッシングが難しいため虫歯や歯周病の原因となりやすいことや、噛むときに顎にかかる力が均等に分散されず顎関節への負担が大きくなり、口が開けづらいまたは痛みを伴うなどの悪影響を及ぼすことなども考えられます。
不正咬合のときは、矯正治療をしなきゃいけないの?
不正咬合を指摘された場合、必ずしも治療が必要ということではありませんが、いちど矯正歯科医によるチェックを受けて専門家の立場からアドバイスを受けておくとよいでしょう。治療が必要になったとしても、早い時期であれば乳歯から永久歯への生え変わりやあごの成長期をうまく利用して治療することも可能ですので、永久歯を抜かずに歯並びを整える事もできるかもしれません。歯医者さんによっては矯正の無料相談をしているところもありますので、気軽に利用してみましょう!
また、矯正歯科ネットの「矯正歯科の相談室」を活用していただくのもオススメです。矯正歯科ネット相談室は矯正歯科治療に関する相談や疑問に全国の歯医者さんが回答してくれるコーナーです!歯並びやかみあわせで気になることがありましたら、お気軽にご利用ください。
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