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歯医者を途中で変えたい

歯医者を途中で変えたい!変えるメリット・デメリット、注意点

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フィリップス・ジャパン

「虫歯の治療で歯医者さんに通っているものの、担当医の対応に不満がある。できるなら歯医者さんを変えたいけど、治療途中で転院して問題ないの?」そのような疑問をお持ちの方はいませんか。

結論、治療途中での歯医者さんの変更は可能です。今回、治療途中で歯医者さんを変えたことがある人の割合、患者さんが変えたいと思う3つの理由、転院によるメリットとデメリット、変えたい場合の3つの注意点を紹介します。

この記事の要約

・治療途中で歯医者を変えたことがある人の割合は40%を超えているデータがある
・歯医者を変えると、自分に合った担当医に出会える、質の高い治療を受けることができる、治療費を安く抑えられるメリットがあるかもしれない
・より良い治療を求め短期間で転院を繰り返すことは控え、転院先の候補となる歯科医院を事前によく調べ、自分の歯の状態を把握しておくことが重要になる

歯医者を途中で変えたいけど問題ない?

歯医者さんが患者さんを選ぶことはできません。また、患者さんが治療中に歯医者を変えてはいけないというルールもありません。仮に治療中でも、歯医者の変更は可能です。

歯医者を変える際に転院手続きを行う必要はなく、必ずしも以前治療を受けていた歯科医院に変更する旨を連絡する必要もないという点も頭に入れておくといいかもしれません(紹介状作成のために伝えた方が良い場合があります)。

歯医者を変えたことがある人の割合


株式会社アスマークが2011年に公開した調査資料によると、「(前略)不満を理由に、歯科医院を変更したことはありますか」という問いに対して、「ある」と答えた人の割合は43.1%、「ない」と答えた人の割合は56.9%という結果となりました。

治療を受けている歯科医院に対する何らかの不満を理由に歯医者の変更に踏み切った患者さんの割合が40%を超えている結果は、治療途中での歯科医院の変更が決してレアケースではないことを示しています。必ずしも不満を我慢しながら一つの医院で治療を受け続ける必要はない点を理解することで、より幅広い選択肢を取れるようになるかもしれません。

参考:株式会社アスマーク

歯医者を変えたいと思う理由

歯医者を変えたいと患者さんが考える理由は決して同じではなく、個々によって異なります。転院に伴うリスクを背負って治療中に歯科医院を変えるに至った具体的な原因は、主に以下の3つです。

①歯科医師に不満があるから


治療医師と考え方や治療方針が合わなかったり、円滑なコミュニケーションが取れないと、治療の仕上がりで満足のいくものにならない可能性があります。リスクを未然に防ぐため、早めに歯医者を変えることは状況改善の有力な選択肢の一つです。

また、歯科医院の環境や立地によって、どうしても通院を苦痛に感じるようになった場合も、歯医者の変更を検討してもいいかもしれません。

②生活スタイルが変わったから


学校・仕事が変わることなどで通院できる時間帯が変わったり、出産や介護で自由時間が少なくなった場合、これまでと同じ歯科医院に通い続けることが難しくなってしまうかもしれません。

歯科治療の際、定期的に通院を続けることが望ましいことが多いです。時間的な都合で歯科医院に通うことが難しくなってしまった場合、生活スタイルの変化後も通院が可能な歯医者への転院を考えたほうがよいでしょう。

③引っ越すから


何らかの理由で遠方に引っ越す必要が出てきた場合、それまで通院していた歯科医院に通うことが困難になるかもしれません。

引っ越しが理由で転院する場合、それまで通っていた歯科医院に理由を伝え、転院先への引継ぎをスムーズにする資料などを作成してもらうとよいでしょう。また、治療が完了するまではできれば引き続き現在の歯医者に通い、治療がひと段落して転院する選択肢もあります。

歯医者を変えるメリット

治療を受けている歯医者が自分に合わなかった場合、治療先を変更することによるメリットがあります。具体的なメリットとして、以前の歯医者よりも説明がわかりやすい、治療方針が患者さんの求めるものと合致するなど、相性の良い歯科医とめぐり会える可能性があります。

転院前に初めにセカンドオピニオンを受けておくことで、それまでと異なる観点からご自身に合った治療方針を立ててもらうことができるかもしれません。加えて、治療の質や設備が以前よりも優れている、治療費をより安く抑えられる、治療費の形態が以前よりもわかりやすいなどのメリットもあるかもしれません。

歯医者を途中で変えたい

歯医者を変えるデメリット

治療途中で歯医者を変更することは必ずしもプラスとは限らず、場合によっては転院前より状況が悪化することがあります。転院の際には初診料やレントゲン撮影料が必要となることが多く、患者さんが想定していた治療方針の変更の可能性もあるため、金銭的な負担が多くなる可能性があります。

また、新しい歯科医院で必ずしも自分と相性の良い歯科医に出会えるわけではなく、理想を追い求めて再度の転院を行うこともあります。短期間での転院が重なると治療情報が歯科医院間でうまく伝達されなくなる可能性がある点も大きなデメリットとなるため、転院の際にはできる限り慎重に転院先の歯科医院を選択することをおすすめします。

歯医者を変えたい場合の注意点

転院を行う前後で特に意識すべき3つの注意点を具体的に紹介します。

安易に転院を繰り返さない


転院した後の歯科医院でも納得のいく治療が受けられなかった場合、より良い環境を求めてさらなる転院を行う患者さんがいます。転院を何度も繰り返す行為は「ドクターショッピング」と呼ばれ、治療情報の蓄積を妨げるだけでなく、最悪の場合は治療がいつまでも終わらない事態を招いてしまう可能性があります。

ドクターショッピングを防ぐためには、転院前の病院に対する不満が治療方針によるものか、あるいは歯科医院内の環境によるものかを振り返り、転院する目的をあらかじめ自分の中で明確に定めておくとよいでしょう。

また、転院前の担当医に転院することを話せるようであれば、引継ぎ資料を作ってもらうことによって、治療情報が失われることを防げる点も覚えておきましょう。

複数の歯医者を調べて比較する


歯医者の変更には、転院(予定)先の歯医者に関する情報を事前に調べておくことをおすすめします。歯科医院が開設しているホームページやブログを確認することによって、料金表や医院の雰囲気、設備や器具を確認ができます。

転院先の候補として考えられる歯科医院をリストアップし、事前に情報収集し、それぞれの医院を比較することによって、患者さんに合った歯科医院を選ぶ可能性が高くなり、最終的に満足のいく治療結果を得ることにもつながります。

現在の歯の状態と治療状況を把握しておく


転院する前に、患者さんの現在の歯の状態と、治療の進行状況の把握が大切です。患者さんご自身のお口の中の状態や希望を正確に把握し、治療の緊急性や転院に伴う治療中断のリスクを認識し、転院手続きを進めましょう。

転院先の歯科医院で初めて診療を受けた際、お口の中の状態や治療の進行状態を紹介状などによって適切に伝えることができれば、担当医が患者さんの現状を容易に把握でき、その後の治療をスムーズに進められます。

まとめ

治療中に、何らかの不満を持ちつつ同じ歯医者さんに無理に通い続ける必要はありません。4割強の人が治療中に歯医者さんを変えたことがある調査データもあり、治療途中に歯科医院を変えても大きな問題はありません。

ただし、安易に転院を繰り返す「ドクターショッピング」をしないように気をつけ、事前に複数の歯医者さんを調べて比較する必要があります。必ずしも転院先が良いとも限りません。

信頼できる歯医者さんが見つかれば治療も進みやすくなるため、転院によって自分に合った担当医に出会えるように、事前準備をすることをおすすめします。

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