こどものオーラルケア
  • トピックス
  • こどもの歯について知る
  • 年齢別オーラルケア
  • よくあるQ&A

歯の生え始め〜3歳頃のオーラルケア

0歳〜歯が生え始めのころ

歯が生えてくる時期は?

早いお子さんだと、生後5〜6ヶ月くらいから乳歯が下の前歯からだんだんと歯が生えてきます。ゆっくりめなお子さんだと8ヶ月くらいかもしれません。

でも、まだ生えてこないからって周りのお子さんや兄弟・姉妹とは比べないで! だって歯の生えてくる時期はだいたいの目安ですから、顔形が違うように生えてくる時期はまちまちなんです。ゆっくり歯が生えてくるのを楽しんでください。

お子さんの歯を虫歯から守ろう!

0歳〜歯が生え始めのころ

生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中にはほぼ、虫歯菌はいないってご存知でしたか?ではどこからやって来るのでしょう?だいたいが周りの人の口の中からだ液を介して感染すると考えられています。

乳歯の数は全部で20本が平均ですが、生えそろうのが2歳半から3歳ころです。そのころまでに虫歯菌に感染しなければ、将来永久歯になってもあまり大きな虫歯にならないとされています。

とっても怖いのは、この時期に赤ちゃんが虫歯菌に感染してしまうと、どんどん生えてくる乳歯がかっこうの虫歯菌の住みかになってしまい大切な赤ちゃんの歯が虫歯になってしまいます。逆にこの時期に虫歯に感染させなければ、永久歯になってもひどい虫歯に悩まされることが少ないとされています。

赤ちゃんは自分では歯を守ること歯できません。ですので、周りの保護者の方が虫歯から赤ちゃんの歯を守ってあげてください。

0歳〜歯が生え始めのころ

それにはとっても大切なことがあります!おとうさんやおかあさんが虫歯があるのを知っていてそのまま放置しているようなことがないように、この機会に歯医者さんに行って歯科検診を受けてみてください。

それから、口移しでご飯をあげたり、熱いものをフーフーして冷ますときにだ液がかからないように気をつけましょうね!

虫歯菌は乾いたところでは生きていきません。しっかりと虫歯予防に努めましょう!

生え始めの頃の歯みがきのポイント

赤ちゃんがおっぱいやミルクを飲んだ後や、離乳食を食べた後などに【手遊び歌】を歌いながら赤ちゃんと楽しく遊んであげてください。

例えば…
「ギュッとギュッとぎゅー」とか「パンやさんのお買い物」とか。
歌をうたい赤ちゃんの手を優しく触りながら、だんだんと顔の周りを触りってみてください。触ったりつっついたりくすぐったり…
一緒に楽しく遊んであげてください。

そうしていくるうちに、赤ちゃんの警戒心が取れてくるはずです。赤ちゃんにはこの時期歯がためや、赤ちゃん専用の赤ちゃん歯ブラシを与えてしゃぶらせたり、噛ませたりしてみてください。その時に出る沢山のだ液によって、赤ちゃんの歯はだんだんと硬くなり(石灰化)虫歯から守られていきます。だって生えたての歯は軟らかく虫歯になりやすいからです。

この時期、保護者の方は食事のあとや赤ちゃんが寝る前などに歯をみがいてあげてください。イヤがってしまうときは無理強いはしないで。
たった一回歯みがきをしなかったからといっても、虫歯になることはほとんどありませんから。

それよりもあまり甘いものに慣れさせないようにしましょう!

→1歳から2歳「保護者みがき」のポイントはこちらをチェック!
→2歳から6歳 「仕上げみがき」のポイントはこちらをチェック!

この時期虫歯になりやすいところ

上の前歯(母乳やミルクをのんでいるころ)

上の前歯

母乳やミルクは栄養があって虫歯菌のえさになりやすいです。歯にもくっつきやすく、寝ている間はだ液が出にくいので歯が洗われることもなく、前歯が虫歯になりやすいです。母乳や哺乳ビンは1歳くらいまでにし、それ以降はなるべくコップを使えるように練習させましょう。


奥歯

上下、左右の奥歯のかみ合わせのそれぞれ4ヶ所は乳臼歯と呼ばれしわのようなとっても深い溝があります。しっかりと歯ブラシを当ててください。

歯と歯の間や歯茎の境目

歯医者さんで虫歯予防

歯ブラシが届きにくい箇所なので念入りにみがきましょう。保護者の方が子供用のデンタルフロスをしてあげるのもおすすめです。

また虫歯予防として、歯の質を強くするにもこの時期から歯科医院でフッ素塗布をしてもらったり、ブクブクうがいができるようになったら、フッ素で洗口したりすることも良いでしょう。「シーラント」といって奥歯の溝にフッ素入りの樹脂をつめる方法もあります。

ご家庭でできる虫歯予防として、フッ素配合歯みがき剤や歯と同じ成分の薬用ハイドロキシアパタイト入りのものを使うことをお勧めします。

関連コンテンツ