親知らずの治療について

親知らず

親知らずの周囲の歯茎が腫れる・痛む、または、親知らずやその手前の歯が虫歯になるなど、なんらかのトラブルが生じた場合は抜歯となることが多くあります。ここでは、親知らずを抜くタイミングや治療の流れ、抜歯の時間の目安、受診する診療科目、費用などについてご紹介します。

親知らずを抜くタイミング

親知らずの周囲の腫れや痛みなどが強い場合は、痛み止めの麻酔が効きにくいことや、傷の治りが悪くなることが懸念されますので、抜歯を行いません。親知らずの周りの汚れを落としたり、消毒したり、服用薬を飲んだりなどをして、後日炎症が引いてから抜歯を行います。

親知らずを抜く治療の流れ

問診(全身疾患や、アレルギー、常用している薬などの確認)やレントゲン撮影を行い、診断を受け、問題が無ければ抜歯を行います。

STEP1 - 麻酔をする

親知らずの周りの歯茎に麻酔の注射をし、痛みや出血を抑えます。

STEP2 - 歯を抜く

歯と顎の骨に手用器具を入れ、力をかけて歯を脱臼させてから、歯を抜きます。歯茎に残っている「膿の袋」や「不良な組織(肉芽組織)」を取り除きます。

STEP3 - 止血する

以上の流れで抜歯が済んだら、ガーゼを噛んで休憩し、出血が落ち着いたら帰宅となることが一般的です。

【下記のような診断があった場合の抜歯】

  • 歯が歯茎の中に埋まっている → 麻酔後、歯茎を切り開きます。
  • 歯が顎の骨で覆われている → 麻酔後、歯茎を切り開き、一部を削り取ります。
  • 歯の根っこの形態が複雑(肥大している、曲がっている)である → 麻酔後、歯茎を切り開き、歯を削って分割します。

【抜歯後の注意点】

  • 歯茎を切り開いた場合や歯科医師の判断で縫合が必要となった場合には、歯茎を糸で縫います。(吸収しない糸を使った場合は、7〜10日後に抜糸を行います。)
  • お口の状態によっては、抜歯の1〜3日後に傷口の消毒が必要となることがあります。

抜歯にかかる時間の目安

親知らずの抜歯抜歯を開始してから歯が抜けるまでに要する時間は、下記の通りです。なお、抜歯にかかる時間は、歯科医師によって異なりますので、ご参考程度にお考えください。

  • まっすぐに生えていて、歯茎から歯が出ている場合 → 5〜15分
  • 斜めや横に生えていて、歯茎から歯が出ている場合 → 20〜40分
  • 斜めや横に生えていて、歯茎や顎の骨に歯が埋まっている場合 → 30〜60分

歯を抜いた後は、ガーゼを噛んで5〜15分間診療室で休憩します。

【下の親知らずの方が抜歯は大変!?】
親知らずの根っこの形態が複雑な場合には、抜歯の難易度があがり、さらに時間がかかることもあります。特に下の親知らずは複雑な形態をしていることや、まっすぐ生えていないことが多く、上の親知らずよりも治療時間がかかりやすい傾向にあります。

受診する診療科目

<まっすぐに生えている場合>
お近くの歯科でも、口腔外科でもどちらでも受けられます。

<斜めや横に生えている、根っこの形態が特殊、顎の中の神経が近い場合など>

口腔外科には、抜歯の経験が多い歯科医師がいることが考えられます。このような難易度の高い治療の場合は、口腔外科や、口腔外科出身の歯科医師がいるところへ受診するとよいでしょう。なお、口腔外科出身以外でも経験豊富な歯科医師もなかにはいます。詳しくは、受診を希望する歯科医院や歯科のある病院へお問い合わせ下さい。

抜歯にかかる費用

麻酔代を含む抜歯にかかる費用は、保険適応(3割負担)で約1,000〜4,000円(1本)です。また、自由診療の歯科医院や保険証をお持ちでない方の治療の場合は、これより7〜10倍かかることがあります。さらに、下の親知らずは難易度が高い治療となることが多く、上の親知らずと比べると、費用がかかる傾向にあります。

【抜歯以外の費用も確認!】
抜歯にかかる費用に加えて、初診料か再診料や、レントゲン料、投薬料、場合によっては歯茎の検査などがかかりますので、さらに約1,000〜4,000円必要となるでしょう。なお、大学病院や総合病院のなかには、紹介状が無ければ別途2,000〜3,000円が必要となるところもあります。詳しくは、受診される病院にお問い合わせください。


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