歯科の節目健診を受けて歯周病を予防しましょう

歯科口腔保健の推進に関する法律」が2011年(平成23年)8月10日に公布・施行されました。これまでは限られた自治体でのみ、成人を対象として歯周病の健診を行う歯科の「節目健診」がありましたが、この法律の中で「歯科健診を受ける努力義務」が国民に課せられたことにより、近年、全国の自治体で節目健診への取り組みが広がりつつあります。ここでは、歯周病の健診を受ける必要性について、歯科の節目健診とはどのようなものかご紹介します。

歯周病の健診を受ける必要性

歯周病歯周病とは、歯を支える歯周組織(歯茎・セメント質歯槽骨歯根膜)に生じた炎症性の病気で、原因のほとんどは歯垢プラーク)中の細菌が関係しています。歯周病は自覚症状が出にくいという特徴があり、歯の痛みやぐらつきを感じたときには重症化していることが多く、状態によっては治療が難しく歯を抜かなければならないこともあります。

不快な症状がでたり、歯を失ったりすると、食べ物をよく噛むことができず胃に負担がかかったり、食べやすい物だけを選んで栄養が偏りやすくなったり、噛み合わせの変化により頭痛や肩こりが起こりやすくなったりすることがあります。また、歯周病を引き起こした細菌は、全身に悪影響を及ぼし、心臓病や糖尿病、肺炎、妊婦の早産などに関与するといわれています。このように歯周病は、歯を失う原因となるだけでなく、全身の健康状態にも影響があります。歯周病は自分では気づきにくい病気ですので、予防のために専門家による定期的なチェックと指導を受けることが必要です。

歯科の節目健診とは

各自治体で主に中高年を対象に行われている歯周疾患に関する健診で、たとえば40歳・50歳・60歳・70歳など節目となる時期に健診を実施します。

この健診を受ける対象年齢は各自治体によって異なりますので、詳しくはお住まいの地域のホームページ、もしくは広報誌などでご確認ください。

歯科の節目健診の目的

歯科の節目健診は次のようなことを期待して実施されています。

  • 病気や異常の早期発見と早期治療
  • 自分自身の状態を客観的に把握できる
  • 生活習慣を見直すきっかけになる

また、健診と併せてブラッシングや食生活の指導を学べることもあり、適切な予防法で、お口の健康の維持や増進を図ることができます。

歯科の節目健診の概要

  • 対象者には、自治体より案内ハガキが送付されることが多く見られます。
  • 費用は、無料のところもあれば、一部負担金(200〜1,300円)が発生する地域もあります。なお、一部負担金が発生する地域でも、生活保護・市民税非課税世帯の方は無料となることが多いようですので、該当する方は事前に確認しておくとよいでしょう。
  • 健診の場所については、お住まいの地域の歯科で個別に行うところもあれば、内科の節目健診と同時に集団で行うところなどもあります。

このように各自治体によって異なりますので、転居された場合などは、お住まいの地域の歯科の節目健診について調べておくとよいでしょう。

健康な状態で食事を楽しむ成人になると、学生時代のように年に一度の健診を受ける機会も少なくなります。いつまでも健康な状態で食事や会話が楽しめるように、自治体の健診制度を活用して歯周病を防ぎましょう。


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