唾液検査について

唾液の性質によって、虫歯や歯周病になりやすい人なりにくい人がいることをご存知ですか?歯科医院のなかには唾液検査を実施し、治療や予防に役立てているところがあります。ここでは、唾液検査の目的・方法についてご紹介します。

唾液検査をする目的は?

<唾液の役割>

まずは唾液の役割について見ていきましょう。唾液には様々な役割がありますが、お口の健康を守るために次のような役割を果たしています。虫歯や歯周病の大きな原因として、ブラッシング不足や食生活の問題があげられますが、唾液が機能していなければ、より虫歯や歯周病を引き起こしやすくなります。

  • 歯や歯茎、舌、粘膜などを保護する
  • 食べカスや細菌を洗い流し、お口の中を清潔に保つ
  • 細菌の活動を抑える
  • 歯の再石灰化を促進する

<人によって唾液の性質が異なる>

唾液の性質は一人ひとり異なりますので、お口の中の細菌の数が多い人もいれば、唾液の分泌量や質に問題がある人、これらすべての問題を抱えている人もいます。調べることで科学的根拠に基づいた治療や予防を行うことが可能となり、虫歯や歯周病のリスクを下げることが期待できます。

唾液検査の方法

主に行われている唾液検査についてご紹介します。

【唾液量の検査】

    3つの方法があり、採取してその能力をみます。
  • 方法1…唾液採取用ガムを一定時間噛み、唾液をカップに溜めて計測する
  • 方法2…安静にし、自然に出てきた唾液をカップに溜めて計測する
  • 方法3…乾いたガーゼを一定時間噛み、そのガーゼの重さを計測する

【唾液緩衝能の検査】

虫歯によって作られた酸を中和させる働きを緩衝能といい、その能力をみます。

  • 方法…お口の中に溜まった唾液をスポイドで採取し、試験紙に滴下した色の変化で判定する。

【虫歯菌の種類、数の検査】

虫歯菌の数やその活動性をみます。

  • 方法1…スポイドで採取した唾液をパッチシートに滴下し、そのシートを上腕に貼り、その色の変化で判定する。
  • 方法2…唾液採取用補助剤を一定時間噛み、培養用の培地に舌を軽くあてて唾液を採取する。採取後、検査を行う機関へ送付し、2日間培養して判定する。

【唾液潜血テスト】

歯周病が進行していると出血するため、唾液中に血液が混じっていないかをみます。

  • 方法…唾液を容器に吐き出し、試験紙を2〜3秒浸し、その色の変化で判定する。

【歯周病原菌の種類、数の検査】

歯周病菌の数やその活動性をみます。

  • 方法…お口全体の歯周病菌を調べる場合は、唾液採取用補助剤を一定時間噛み、唾液を採取する。部分的な歯周病菌を調べる場合は、歯と歯茎の間に試験紙を一定時間挿入し、浸出液を採取する。それぞれ採取後、検査を行う機関へ送付し、判定する。

歯科医院によって実施している唾液検査の内容は異なります。詳しくはかかりつけ、またはお近くの歯科医院でご相談ください。


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