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第3回 歯と口の健康週間

連載 第3回 歯と口の健康週間

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第3回 虫歯の原因と治療方法

第2回は「歯の基礎知識」で歯の本数や名前、構造、役割などを紹介しました。
第3回となる今回は虫歯の原因と治療法をご紹介したいと思います。6月4日は「6(む)4(し)」にちなんで虫歯の日、正しくは虫歯予防デーですのでこの機会に虫歯について理解を深めましょう。

そもそも虫歯とは?

虫歯とは、お口の中にいるミュータンス菌という細菌が歯を溶かしてしまう病気です。このミュータンス菌は、食べ物に含まれる糖分が大好きで、お口の中に糖分が入ってくると活発に働きだし歯垢を作ります。その歯垢から酸が発生し歯が溶かされてしまうのです。
虫歯は専門用語で、「う蝕(しょく)」または「カリエス」といいます。歯医者さんに行ったときに耳にするかもしれないので覚えておいて損はないでしょう。

虫歯になる原因

「甘いお菓子やジュースばかり飲んでいると虫歯になるわよ!」と言われたことがあるかたも多いのではないでしょうか。確かに甘いものは虫歯になる原因のひとつです。しかし、そのほかにも原因はいくつかあります。

歯の質
歯は体の中で一番硬い組織と言われますが、歯の質が弱い人は酸に弱く、虫歯になりやすいのです。乳歯は永久歯と比べ歯の質が弱く虫歯になりやすく、生えてきたばかりの永久歯も未成熟なため虫歯になりやすいので注意が必要です。

甘いもの
先ほどもお話ししましたが、ミュータンス菌は糖分から歯垢を作り出し、酸を発生させます。
甘いお菓子やジュースは糖分が多く含まれているため、たくさん食べると口の中が虫歯になりやすい環境になるので注意が必要です。間食が多いかたやだらだら食べをするかたは、口の中が虫歯になりやすい環境になってしまいます。

唾液の質や量
歯の質と同じように唾液の質や量も個人差があります。唾液には口の中を清潔にしたり(自浄作用)、酸を中和したり(緩衝作用)、細菌の繁殖を抑えてくれる(抗菌作用)働きをします。したがって唾液の量が少ないと虫歯を防ぐ働きが弱くなってしまうのです。

虫歯の進行状況と治療方法

虫歯になってしまった歯は治療をしないかぎりどんどん進行していってしまいます。虫歯の進行状況は5段階に分けられ、段階ごとに治療方法も変わってきます。歯医者さんは治療の際に虫歯の進行状況をCO~C4という言葉で分けます。ここで出てくる「C」は先ほど出てきた専門用語のカリエスの「C」です。

CO[シーオー:初期う蝕]


虫歯の進行状況と治療方法001

COは虫歯のごく初期段階です。 エナメル質が少し溶けはじめて、良く見ると白く濁っていたり、溝が茶色になっていたりします。 この段階では削らずに再石灰化を促して、経過観察をします。

治療方法
歯医者さんでフッ素を塗布してもらったり、フッ素入りの歯磨き粉を使ってキチンと歯磨きをしましょう。

C1[シーワン:エナメル質う蝕]

虫歯の進行状況と治療方法002

エナメル質への侵蝕がすすみ、黒い小さな穴があきます。
この段階までくると再石灰化は難しくなります。まだこの段階で痛みは感じないので自覚症状がありません。しかし穴が小さいうちに治療したほうが、歯を削る範囲が少なく済みます。

治療方法
虫歯になった部分を削り、そこに詰め物を詰める治療をします。
虫歯が小さい場合は、削り取った穴にレジン(プラスチック)を詰めます。
虫歯が大きい場合は、虫歯を削り取った後に、型取りをしてインレーと呼ばれる詰め物を装着します。

C2[シーツー:象牙質う蝕]

虫歯の進行状況と治療方法003

虫歯がエナメル質の下にある象牙質まで進行した状態です。
象牙質はやわらかいので、虫歯の進行が早くなります。虫歯が大きく広がると冷たいものがしみるようになり、さらに進むと熱いものがしみるようになります。

治療方法
C1の虫歯の大きい場合の治療と同様、虫歯を削り取った後に詰め物をします。
神経に達していないものの虫歯が大きい場合は、歯全体を覆うクラウンと呼ばれる被せ物で治療する場合もあります。

C3[シースリー:神経まで達したう蝕]

虫歯の進行状況と治療方法004

虫歯が歯の神経(歯髄)まで進行した状態です。
痛みを感じる神経に炎症が起きるので、ズキズキと激しい痛みを感じます。この状態を歯髄炎[しずいえん]といいます。治療せずに放置しておくと神経が死んで感覚がなくなり痛みがなくなることがあります。

治療方法
神経が興奮しているために麻酔が効きにくく、治療中に痛みを感じる可能性が高くなります。
治療は、神経を取り除き、「根管治療」といわれる治療を行い、死んでしまった神経や膿を取り除いてから被せ物をします。 治療が終了するまでは約1~3ヵ月はかかります。

C4[シーフォー:歯根だけになった状態]

虫歯の進行状況と治療方法005

歯の上部がすべて溶けて歯根だけになった状態です。
歯髄炎が更に進行すると、神経が死んでしまい、痛みを感じなくなります。
また、歯根の先に膿がたまることがあります。ここまで虫歯が進行してしまうと歯を残すことは難しく、歯を抜かなければならないことが多いでしょう。

治療方法
歯根の状態がよければC3と同様に根管治療を行ってから被せ物をしますが、それが不可能な場合は、歯を抜いて入れ歯やブリッジ、インプラントなどで治療することになります。

まとめ

連載第3回目は「虫歯の原因と治療方法」を紹介させていただきました。虫歯とはどういたものなのか、原因は何なのか、虫歯の進行状況と治療方法などお分かりいただけましたか?歯は一度虫歯になってしまうと二度と元に戻ることはないですし、治療後に再び虫歯になってしまうこともあります。虫歯になってしまったかた、お子さんが虫歯になっていないかなど、気になったかたは普段からのセルフケアや食生活を見直してみてはいかがでしょうか?次回は口臭の原因をお送りします。

こちらの専門サイトでは治療のこと、お近くの歯科医院情報をさらに詳しく知ることができますのでぜひご活用ください。

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